たまにイラスト描いたり描かなかったり
もの作ったり作らなかったり。
最近多肉植物がマイブーム^^
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3/11の東北関東大震災in幕張 の時の自分日記
※ホントに自分日記。長い。ただの記録。
※ホントに自分日記。長い。ただの記録。
当日はドラッグストアショー初日。
私が関わってる商品も出展していたので、幕張メッセに行ってました。
もともと一人でまわる予定だったのだけど、たまたま、他部署のYさんが来れなくなったという事で、企画のHさんと、取引先Sさんとのお食事にお呼ばれ。
その後、Sさんと別れ、Hさんと2人でメッセ内をウロウロ。
色々見てたら、たまたま取引先のM工場の人達とばったり出くわす。
その後またHさんとウロウロ。
2時45分、別企画のTさんから電話。
「今M工場さんと会ったんだけどね、これからご飯食べるらしくて、piecoさんも一緒にどう??」
という様な内容。私もついさっきM工場さんと会ったのでちょっとビックリ。
(M工場さんとご飯食べるのか。)と解釈した私は、食事済みだったので断りました。
その10分後くらいに、地震。
何か揺れてるなーと思ってたら、会場がゴゥンゴゥン言い出して、「きゃぁ!」みたいなこと言って走り出す女性とか、男性とか。
私とHさんはとりあえずテーブルに潜ってみる。
「いや、このテーブルプラスチックだよ超軽いし!ww」
むしろヤバいということで屋外へ緊急退避。
こういう時こそ、慌ててはいけませぬ。
とりあえず、慌てるHさんに「落ち着きましょう」を連呼する私。
外は駐車場だったので、広いし開けてる。
いやしかし安心は出来ない。
「ホール内に忘れ物した」と戻ろうとするHさんを
「それは死亡フラグなので戻らないで下さい」と抑止。
「あのポールはこっちに重心があるからたぶん右に倒れるけど、右には壁があるからそこから
折れてやっぱりこっちに倒れるk(以下略)」
とかやってたら、うちの会社の展示担当の営業ズ10人と合流。
揺れが収まったので、とりあえず再度ホール内へ。
同期営業の子が「某大手卸商社のとこのブースが惨劇でしたー」と写メを回覧。
見たら、パーテーション倒れてるし、商品が散乱していてグッチャグチャ。。
っていうか私の担当商品もこのブースに展示されてたんですけどww
どこいったww
Hさんと「努力の結晶がこの有様だよ!」と、お大笑い。せつなーい
しばらくしたら、再び揺れ始めた;;
「出た方が良いんじゃない?」てなって、ちょっと早足で出口にむかってる途中、営業部長がものすごい早さで、うちらを追い越し、前方にいた女性2人をかき分けて、脱兎のごとく走り抜けてった。
ちょっ…
部長が我先にと逃げてどうするw
で、全員屋外に出たとこで、車を手配。
「そういえば、Jさん来てたけど。」と誰かが発言。
「マジで?どこ行ったんだろ大丈夫かな?」とかやってたら、遠くからのんびりJさんが歩いてくる。
「駅に行ったんだけど、電車動かないし道が液状化してて酷かったよー。よく考えたら、うちの会社の人達が会場に居たなって思って、戻って来た」とのことで。
運良く合流出来て良かった;;
私はさっき電話があったTさんの事が気になって、ずっと電話してたんだけど、全然繋がらない。
「でも、M工場さんとご飯食べるって行ってたし、M工場さんは車で来てるはずだから、一緒にいるなら足は何とか大丈夫だろう」と判断。
とりあえずその場に居た13人は2台の車でそれぞれ移動することになった。
Aチーム(仮)は6人で。Bチームは7人で。
私はBチームなので、車に7人詰め!
とりあえずAチームと別れて、車のとこまで移動。
道々、道路が割れて液状化してた。
駐車場は最悪で、足の踏み場がないくらい泥が湧き出てた;;
某有名企業の車はタイヤが半分くらい埋まっていて、皆で押したりしてたけど全く無理そうだった。
うちらは無事車調達。
男女比5:2でデッカい人達ばっかだったので、私とHさんはまさかの荷台行き!
荷台に2人で横たわってたんだけど、後ろの扉が開いたら、リアルに道路に転がって死ぬなと思った。
「私コレ後ろ開いたら死にますねw」って言ったら
Hさんが「たいへんだー!」って私を抱えてくれた。笑
でも全く車が動かない。会社に戻るのはもう無理だという事で、偶然見つけたサイゼリヤに入る。
皆でこれからどうするか?ということを話しつつ、ご飯。
男性2人が「ホテルに泊まれるかどうか見てくる」と言って出て行ったけど、「どこもいっぱい」って戻って来た。
このサイゼリヤは朝5時まで営業という事で、私は最悪ここで過ごすのもアリなのかな?とも考えてた。
で、19時半頃。メールが4件くらいまとめて届く。「4時間前のメールも今来てるし!電波って…。」
と思ってたら、Tさんからのメールに「無事でよかったですね。これからどうやって帰ろう…」ってあった。
一瞬血の気引いた!
M工場さんと一緒じゃないの??私Tさん一人置いて来ちゃったのかー!?;;って。
そしたら、どこからともなく「Oさんも来てたよ」との声。
「え!Oさん一人ですか?!」と聞いたら、「いや、Tさんと一緒だったよ。」と。
TさんはM工場さんと一緒にいると思ってたけど、どうやらOさんと一緒らしい??
ますます訳わからん!
Tさんに携帯からかけたけど相変わらず繋がらないので、150mくらい離れた所にある電話ボックスからかけてみることに。
それでもTさんの携帯は繋がらなかったので、Oさんにかけたら、一発で繋がった。
「M工場さんと一緒じゃないんですか??」って聞いたら、Oさんは「何だそれ??」って感じだった。とりあえず、OさんとTさんは、私たちのいるサイゼリヤから2〜3km離たホテルのロビーで待機しているとの事だったので、私と営業のNさんでそこまで迎えに行く事に。
Nさんがまさかのコート無しだったので、(サイゼリヤに置いて来ちゃったのね)「走れば温まりますよ!」と、2人で謎のジョギング。
道を走ってたら、ちょっと離れた所から、車に乗り込もうとしてた見知らぬ男性が「乗りますか?!」と声をかけてくれた。
乗せてもらわなかったけど、緊急時に優しい人も居るもんだと思った。
道々、液状化してドロドロで水たまりばっかりだった。
埋め立て地って脆いんだなぁ…。
段差で転んで泥で顔まで真っ黒になってるオバちゃんがいた。危ない。
そして無事TさんとOさんを回収。サイゼリヤに帰還。
さてこれからどうしよう?避難所に行くか、ここにいるメンバーの中で一番近くに住んでる人の家まで6時間歩いて移動するか、最悪、サイゼリヤで待機か?
…って話をしてたら、店員さんが現れて、申し訳なさそうに
「すいません、今日は12時で終業させていただきます」と。
えー、あと1時間しかないよヤバい!
わいわい話し合った結果、とりあえずさらに2手に別れて移動する事に。(OさんとTさんを回収したので、車が定員オーバー^^;)
男性陣は車で会社方面に走る事に。
残り、私とHさん、Oさん、Bさん、Tさんは避難所として解放された幕張メッセに戻る事にした。
すると、Tさんが「路頭に迷って泣きそうになってる親子連れがいるから、一緒に連れて行きたい」と発案。サイゼにいた親子連れ(お母さんと小学生の男の子、幼稚園の女の子)も一緒に移動する事に。
この親子連れは千葉のコンビナート付近に自宅があるらしかった。奥さんが電車が止まって幕張から帰れないので、旦那さんが自宅からこっちまで車で迎えに来てくれるはずだったんだけど、車が大渋滞で全然動かないとのこと。それで、お店追い出されたら行くとこがないって困っていたみたい。
幕張メッセに行く途中、親子連れの女の子がトイレにいきたいって言い出した。
どうしようかと思ってたら、偶然にも、小学校を発見。
とりあえずトイレを借りようと、中に入った。
そしたら職員さんが出て来て、「ここに止まって良いですよ」と。
帰宅困難になった人の為に、小学校を開放していたらしい。
これぞ天の助け!やったー!!、と皆大喜び。
職員さんがサクサク体育館マットを運んで来て、教室に敷いてくれた。
本当は体育館に避難するはずだったんだけど、地震で体育館が歪んだらしい…;;;
毛布ももらって、ストーブもくれて、教室まるまるひとつかしてくれた。
そんな中、何故だかその場で唯一の男性のBさんは、親子連れの男の子(小学生)に懐かれまくってた。
普段、人付き合いが上手くなく、ぶっきらぼうなBさんだけに、皆「あり得ない」って爆笑だった。
「おじちゃんクイズだよ!」って男の子がクイズを出して、その相手をしてたBさん。
しばらく付き合ってたんだけど、「じゃあ次の問題ね!」て男の子が言ったら、急に立ち上がって歩き出した。
「おじちゃんドコ行くの?」男の子の問いかけに対し、「寝るんだよ!(超ぶっきらぼうに)」とBさん。
「おじちゃんが寝るなら僕も寝る!おじちゃんと寝る!」「駄目だ、お前はお母さんと寝ろ」「ヤダ!」「ダメだ!」
って、何、このやり取り……。
本気で全員謎で仕方がなかった。
しばらくすると、Bさんがでっかい液晶テレビを運んで来た。
「貸してもらった」って。
何て至れり尽くせりな小学校なの!
皆「ラッキーだったね、メッセじゃこんな待遇じゃないよー!」って人の温かみを噛み締めていた訳で。
でも皆なかなか眠れなくて、テレビを眺めてた。
街が燃えてる。街が流れてる。プラスチックで出来た鉄道模型なんかみたいに、簡単に消えて行く。
あまりにすごいから、現実なのにリアリティが感じられなくて、何だコレは、って思った。
でも、気がついてたら少しだけ寝てたっぽい。
ふと目が覚めて、足下をチラと見たら、知らん男の人が足下に寝てた。
知らん男の人と目が合った。
でもお互い無かった事にして、再度寝た。
朝起きてみて教室に居たのは、私、Hさん、Oさん、Tさん、Bさん、お母さん、男の子、女の子と、知らん男の人。
「何か夜中に1人増えてましたね」とOさんに言ったら、「旦那さんが来たんだよ。」との返答。
男性の顔を見たら、なるほど、男の子と全く同じ顔をしてた。
これは分かりやすい!てか、DHAって怖い。
Tさんが「男の子が一晩で急成長したのかと思ったよ!!」って本気で怯えてた。
朝があけてから、Bさんは男の子に加え、昨日はBさんにビビってた女の子(園児)までもを虜にしたようで、異常なまでに懐かれていた。
2人してBさんに絡む、よじのぼる、いじる。
その間Bさんは、微動だにしなかった(まじで)
そして、Bさんの膝に座る女の子に対して、「降りろ!」と。
「ヤダ!」「降りろ!」「イヤー!」
って、何であなたそんな人気なんすか。
おもしろがって写真を撮り始める一同。
「お前のせいで俺、笑い者にされるだろ!」と女の子をひっぺがすBさん。
懐かれて嬉しいのに、どうして良いか分からないから、冷たく突き放す…。分かりやすい人です。
朝は、乾パン、簡易混ぜご飯、水を貰い、皆で食べた。
「これ、前に非常食の賞味期限が切れるからってもらったんだよね。前食べた時は皆でマズいって言ってたけど、何か今は美味しく感じるなぁ」とOさん。
確かに…。食べ物のありがたみとか普段はなかなか感じないけど、少しはそんなことを思ったりした。
そして、そうこうしているうちに電車に復旧の兆しが。
親子連れは一足先に車で自宅に帰って行った。
私たちも電車の復旧を待って、帰る事に。
幕張の駅は入場制限をしていて外まで列が出来ていた。
それでもそこまで困難な道のりではなく、私たちも各々自宅を目指して解散した。
幕張から自宅まで、2時間半〜3時間くらいかかったかな。
でも、無事に帰れて良かった。
たった1日避難所生活しただけだけど、日常とは違う不思議な感覚が心に残った。
会社ではキャビネットが沢山倒れて来たりして大変だったみたいだけど、ケガ人はいなかった。
私の自宅も色々散乱したり、キャビネットが倒れていたけど、皆無事だった。
母親は確定申告のために外出してたらしく、帰宅が困難だったようだけど、それでも私よりはさきに帰宅してくつろいでた。笑
一緒に一晩を過ごしたあの家族、、名前もちゃんと聞かなかったけど、今頃どうしているかな?
あのちびっ子2人は、きっと今日の事がどんなに怖い事だったかまだ分からなくて、あと何年後かに誰かに教えてもらったり、テレビで見たりして、再認識するんだろうな。
でも、何も分からないにしろ、キャッキャはしゃぐ子供を見ていると、元気になるね。
とりあえず、義援金は私の中では頑張った額出しました。
頑張ろう東北、、、でも、応援する人が居なきゃ頑張れないね。
共に立ち上がろう、東北…か?
応援しよう東北…か?
わからんけど、皆で力をひとつに、団結して行かなきゃいけないね。
あれ…何か変な感じで日記終了。
オチもなく、なんもない、ただの私の日常。
でもとても愛すべき日常。
追記03:
TさんがM工場さんと一緒に居たというのは完全に私の勘違い。
実際はTさんはOさんと2人でメッセに来ていて、
たまたま私がM工場さんと出くわした後、Tさん達も出くわしたらしい。
で、Tさん達がご飯を食べてたら、席が空いていなくて、
Tさん達が去るのを待っていたのが偶然M工場さんだったそう。
で、その直後にTさんは私に電話くれたので、何か混乱してしまった訳で。
つまり電話のやり取りは、
私の解釈→「今M工場さんに会って(もともと約束していて)、
これから(一緒に)ご飯食べるんだけど、piecoさんも一緒にどう?」
正解→「今M工場さんと(たまたま)会ったんだけど、これからご飯食べるんだって。
(Oさんも一緒に居るんだけど)、piecoさんも一緒にどう?(見て回らない?)」
そりゃTさん的には、私に置いてかれた…って感じだっただろうな;;;
追記02:地震を目の当たりにして、死ぬかもと思ったとき、私の頭の中によぎった、
「トキメキも知らずに死ぬなんて嫌だ!」という想い…。
大事だな。トキメキ。てか、まずそこだとは思わなかったよ自分。
私が関わってる商品も出展していたので、幕張メッセに行ってました。
もともと一人でまわる予定だったのだけど、たまたま、他部署のYさんが来れなくなったという事で、企画のHさんと、取引先Sさんとのお食事にお呼ばれ。
その後、Sさんと別れ、Hさんと2人でメッセ内をウロウロ。
色々見てたら、たまたま取引先のM工場の人達とばったり出くわす。
その後またHさんとウロウロ。
2時45分、別企画のTさんから電話。
「今M工場さんと会ったんだけどね、これからご飯食べるらしくて、piecoさんも一緒にどう??」
という様な内容。私もついさっきM工場さんと会ったのでちょっとビックリ。
(M工場さんとご飯食べるのか。)と解釈した私は、食事済みだったので断りました。
その10分後くらいに、地震。
何か揺れてるなーと思ってたら、会場がゴゥンゴゥン言い出して、「きゃぁ!」みたいなこと言って走り出す女性とか、男性とか。
私とHさんはとりあえずテーブルに潜ってみる。
「いや、このテーブルプラスチックだよ超軽いし!ww」
むしろヤバいということで屋外へ緊急退避。
こういう時こそ、慌ててはいけませぬ。
とりあえず、慌てるHさんに「落ち着きましょう」を連呼する私。
外は駐車場だったので、広いし開けてる。
いやしかし安心は出来ない。
「ホール内に忘れ物した」と戻ろうとするHさんを
「それは死亡フラグなので戻らないで下さい」と抑止。
「あのポールはこっちに重心があるからたぶん右に倒れるけど、右には壁があるからそこから
折れてやっぱりこっちに倒れるk(以下略)」
とかやってたら、うちの会社の展示担当の営業ズ10人と合流。
揺れが収まったので、とりあえず再度ホール内へ。
同期営業の子が「某大手卸商社のとこのブースが惨劇でしたー」と写メを回覧。
見たら、パーテーション倒れてるし、商品が散乱していてグッチャグチャ。。
っていうか私の担当商品もこのブースに展示されてたんですけどww
どこいったww
Hさんと「努力の結晶がこの有様だよ!」と、お大笑い。せつなーい
しばらくしたら、再び揺れ始めた;;
「出た方が良いんじゃない?」てなって、ちょっと早足で出口にむかってる途中、営業部長がものすごい早さで、うちらを追い越し、前方にいた女性2人をかき分けて、脱兎のごとく走り抜けてった。
ちょっ…
部長が我先にと逃げてどうするw
で、全員屋外に出たとこで、車を手配。
「そういえば、Jさん来てたけど。」と誰かが発言。
「マジで?どこ行ったんだろ大丈夫かな?」とかやってたら、遠くからのんびりJさんが歩いてくる。
「駅に行ったんだけど、電車動かないし道が液状化してて酷かったよー。よく考えたら、うちの会社の人達が会場に居たなって思って、戻って来た」とのことで。
運良く合流出来て良かった;;
私はさっき電話があったTさんの事が気になって、ずっと電話してたんだけど、全然繋がらない。
「でも、M工場さんとご飯食べるって行ってたし、M工場さんは車で来てるはずだから、一緒にいるなら足は何とか大丈夫だろう」と判断。
とりあえずその場に居た13人は2台の車でそれぞれ移動することになった。
Aチーム(仮)は6人で。Bチームは7人で。
私はBチームなので、車に7人詰め!
とりあえずAチームと別れて、車のとこまで移動。
道々、道路が割れて液状化してた。
駐車場は最悪で、足の踏み場がないくらい泥が湧き出てた;;
某有名企業の車はタイヤが半分くらい埋まっていて、皆で押したりしてたけど全く無理そうだった。
うちらは無事車調達。
男女比5:2でデッカい人達ばっかだったので、私とHさんはまさかの荷台行き!
荷台に2人で横たわってたんだけど、後ろの扉が開いたら、リアルに道路に転がって死ぬなと思った。
「私コレ後ろ開いたら死にますねw」って言ったら
Hさんが「たいへんだー!」って私を抱えてくれた。笑
でも全く車が動かない。会社に戻るのはもう無理だという事で、偶然見つけたサイゼリヤに入る。
皆でこれからどうするか?ということを話しつつ、ご飯。
男性2人が「ホテルに泊まれるかどうか見てくる」と言って出て行ったけど、「どこもいっぱい」って戻って来た。
このサイゼリヤは朝5時まで営業という事で、私は最悪ここで過ごすのもアリなのかな?とも考えてた。
で、19時半頃。メールが4件くらいまとめて届く。「4時間前のメールも今来てるし!電波って…。」
と思ってたら、Tさんからのメールに「無事でよかったですね。これからどうやって帰ろう…」ってあった。
一瞬血の気引いた!
M工場さんと一緒じゃないの??私Tさん一人置いて来ちゃったのかー!?;;って。
そしたら、どこからともなく「Oさんも来てたよ」との声。
「え!Oさん一人ですか?!」と聞いたら、「いや、Tさんと一緒だったよ。」と。
TさんはM工場さんと一緒にいると思ってたけど、どうやらOさんと一緒らしい??
ますます訳わからん!
Tさんに携帯からかけたけど相変わらず繋がらないので、150mくらい離れた所にある電話ボックスからかけてみることに。
それでもTさんの携帯は繋がらなかったので、Oさんにかけたら、一発で繋がった。
「M工場さんと一緒じゃないんですか??」って聞いたら、Oさんは「何だそれ??」って感じだった。とりあえず、OさんとTさんは、私たちのいるサイゼリヤから2〜3km離たホテルのロビーで待機しているとの事だったので、私と営業のNさんでそこまで迎えに行く事に。
Nさんがまさかのコート無しだったので、(サイゼリヤに置いて来ちゃったのね)「走れば温まりますよ!」と、2人で謎のジョギング。
道を走ってたら、ちょっと離れた所から、車に乗り込もうとしてた見知らぬ男性が「乗りますか?!」と声をかけてくれた。
乗せてもらわなかったけど、緊急時に優しい人も居るもんだと思った。
道々、液状化してドロドロで水たまりばっかりだった。
埋め立て地って脆いんだなぁ…。
段差で転んで泥で顔まで真っ黒になってるオバちゃんがいた。危ない。
そして無事TさんとOさんを回収。サイゼリヤに帰還。
さてこれからどうしよう?避難所に行くか、ここにいるメンバーの中で一番近くに住んでる人の家まで6時間歩いて移動するか、最悪、サイゼリヤで待機か?
…って話をしてたら、店員さんが現れて、申し訳なさそうに
「すいません、今日は12時で終業させていただきます」と。
えー、あと1時間しかないよヤバい!
わいわい話し合った結果、とりあえずさらに2手に別れて移動する事に。(OさんとTさんを回収したので、車が定員オーバー^^;)
男性陣は車で会社方面に走る事に。
残り、私とHさん、Oさん、Bさん、Tさんは避難所として解放された幕張メッセに戻る事にした。
すると、Tさんが「路頭に迷って泣きそうになってる親子連れがいるから、一緒に連れて行きたい」と発案。サイゼにいた親子連れ(お母さんと小学生の男の子、幼稚園の女の子)も一緒に移動する事に。
この親子連れは千葉のコンビナート付近に自宅があるらしかった。奥さんが電車が止まって幕張から帰れないので、旦那さんが自宅からこっちまで車で迎えに来てくれるはずだったんだけど、車が大渋滞で全然動かないとのこと。それで、お店追い出されたら行くとこがないって困っていたみたい。
幕張メッセに行く途中、親子連れの女の子がトイレにいきたいって言い出した。
どうしようかと思ってたら、偶然にも、小学校を発見。
とりあえずトイレを借りようと、中に入った。
そしたら職員さんが出て来て、「ここに止まって良いですよ」と。
帰宅困難になった人の為に、小学校を開放していたらしい。
これぞ天の助け!やったー!!、と皆大喜び。
職員さんがサクサク体育館マットを運んで来て、教室に敷いてくれた。
本当は体育館に避難するはずだったんだけど、地震で体育館が歪んだらしい…;;;
毛布ももらって、ストーブもくれて、教室まるまるひとつかしてくれた。
そんな中、何故だかその場で唯一の男性のBさんは、親子連れの男の子(小学生)に懐かれまくってた。
普段、人付き合いが上手くなく、ぶっきらぼうなBさんだけに、皆「あり得ない」って爆笑だった。
「おじちゃんクイズだよ!」って男の子がクイズを出して、その相手をしてたBさん。
しばらく付き合ってたんだけど、「じゃあ次の問題ね!」て男の子が言ったら、急に立ち上がって歩き出した。
「おじちゃんドコ行くの?」男の子の問いかけに対し、「寝るんだよ!(超ぶっきらぼうに)」とBさん。
「おじちゃんが寝るなら僕も寝る!おじちゃんと寝る!」「駄目だ、お前はお母さんと寝ろ」「ヤダ!」「ダメだ!」
って、何、このやり取り……。
本気で全員謎で仕方がなかった。
しばらくすると、Bさんがでっかい液晶テレビを運んで来た。
「貸してもらった」って。
何て至れり尽くせりな小学校なの!
皆「ラッキーだったね、メッセじゃこんな待遇じゃないよー!」って人の温かみを噛み締めていた訳で。
でも皆なかなか眠れなくて、テレビを眺めてた。
街が燃えてる。街が流れてる。プラスチックで出来た鉄道模型なんかみたいに、簡単に消えて行く。
あまりにすごいから、現実なのにリアリティが感じられなくて、何だコレは、って思った。
でも、気がついてたら少しだけ寝てたっぽい。
ふと目が覚めて、足下をチラと見たら、知らん男の人が足下に寝てた。
知らん男の人と目が合った。
でもお互い無かった事にして、再度寝た。
朝起きてみて教室に居たのは、私、Hさん、Oさん、Tさん、Bさん、お母さん、男の子、女の子と、知らん男の人。
「何か夜中に1人増えてましたね」とOさんに言ったら、「旦那さんが来たんだよ。」との返答。
男性の顔を見たら、なるほど、男の子と全く同じ顔をしてた。
これは分かりやすい!てか、DHAって怖い。
Tさんが「男の子が一晩で急成長したのかと思ったよ!!」って本気で怯えてた。
朝があけてから、Bさんは男の子に加え、昨日はBさんにビビってた女の子(園児)までもを虜にしたようで、異常なまでに懐かれていた。
2人してBさんに絡む、よじのぼる、いじる。
その間Bさんは、微動だにしなかった(まじで)
そして、Bさんの膝に座る女の子に対して、「降りろ!」と。
「ヤダ!」「降りろ!」「イヤー!」
って、何であなたそんな人気なんすか。
おもしろがって写真を撮り始める一同。
「お前のせいで俺、笑い者にされるだろ!」と女の子をひっぺがすBさん。
懐かれて嬉しいのに、どうして良いか分からないから、冷たく突き放す…。分かりやすい人です。
朝は、乾パン、簡易混ぜご飯、水を貰い、皆で食べた。
「これ、前に非常食の賞味期限が切れるからってもらったんだよね。前食べた時は皆でマズいって言ってたけど、何か今は美味しく感じるなぁ」とOさん。
確かに…。食べ物のありがたみとか普段はなかなか感じないけど、少しはそんなことを思ったりした。
そして、そうこうしているうちに電車に復旧の兆しが。
親子連れは一足先に車で自宅に帰って行った。
私たちも電車の復旧を待って、帰る事に。
幕張の駅は入場制限をしていて外まで列が出来ていた。
それでもそこまで困難な道のりではなく、私たちも各々自宅を目指して解散した。
幕張から自宅まで、2時間半〜3時間くらいかかったかな。
でも、無事に帰れて良かった。
たった1日避難所生活しただけだけど、日常とは違う不思議な感覚が心に残った。
会社ではキャビネットが沢山倒れて来たりして大変だったみたいだけど、ケガ人はいなかった。
私の自宅も色々散乱したり、キャビネットが倒れていたけど、皆無事だった。
母親は確定申告のために外出してたらしく、帰宅が困難だったようだけど、それでも私よりはさきに帰宅してくつろいでた。笑
一緒に一晩を過ごしたあの家族、、名前もちゃんと聞かなかったけど、今頃どうしているかな?
あのちびっ子2人は、きっと今日の事がどんなに怖い事だったかまだ分からなくて、あと何年後かに誰かに教えてもらったり、テレビで見たりして、再認識するんだろうな。
でも、何も分からないにしろ、キャッキャはしゃぐ子供を見ていると、元気になるね。
とりあえず、義援金は私の中では頑張った額出しました。
頑張ろう東北、、、でも、応援する人が居なきゃ頑張れないね。
共に立ち上がろう、東北…か?
応援しよう東北…か?
わからんけど、皆で力をひとつに、団結して行かなきゃいけないね。
あれ…何か変な感じで日記終了。
オチもなく、なんもない、ただの私の日常。
でもとても愛すべき日常。
追記03:
TさんがM工場さんと一緒に居たというのは完全に私の勘違い。
実際はTさんはOさんと2人でメッセに来ていて、
たまたま私がM工場さんと出くわした後、Tさん達も出くわしたらしい。
で、Tさん達がご飯を食べてたら、席が空いていなくて、
Tさん達が去るのを待っていたのが偶然M工場さんだったそう。
で、その直後にTさんは私に電話くれたので、何か混乱してしまった訳で。
つまり電話のやり取りは、
私の解釈→「今M工場さんに会って(もともと約束していて)、
これから(一緒に)ご飯食べるんだけど、piecoさんも一緒にどう?」
正解→「今M工場さんと(たまたま)会ったんだけど、これからご飯食べるんだって。
(Oさんも一緒に居るんだけど)、piecoさんも一緒にどう?(見て回らない?)」
そりゃTさん的には、私に置いてかれた…って感じだっただろうな;;;
追記02:地震を目の当たりにして、死ぬかもと思ったとき、私の頭の中によぎった、
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プロフィール
HN:
pieco
性別:
女性
職業:
一応デザイナー
趣味:
ものづくり
自己紹介:
□好き□
雑貨、パペットアニメーション、絵本、イラスト、動物、可愛いもの、甘いもの、辛いもの、映画、睡眠、朝の白い光、月…etc.
□嫌い□
苦いもの、香草、虫、狭い場所、暗い場所、落ちるジェットコースター、観覧車の一番上、独りで見る夕焼、急かされること…etc.
雑貨、パペットアニメーション、絵本、イラスト、動物、可愛いもの、甘いもの、辛いもの、映画、睡眠、朝の白い光、月…etc.
□嫌い□
苦いもの、香草、虫、狭い場所、暗い場所、落ちるジェットコースター、観覧車の一番上、独りで見る夕焼、急かされること…etc.
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